謹賀新年

レンジャー恒例の滝行を無事終えることが出来ました。とは言え、年末の駆け込み尋問により疲弊し切った体力と「滝行やりたくない。」と嫌なことを言葉にしてしまうメンタリティーが我々と滝の前に巨大な壁となって立ちはだかりました。このシナリオをアベンジャーズのドクターストレンジばりに予見していた弊所代表はメンバーに厚めの運動着をオーダー。従前の怪しげな山伏エイエイの代わりに永遠を思わせる古典的なプッシュアップとヒンズースクワットが誰も居ない滝をバックに始められたのです。各々が何をしに滝に来たのだろうかと思い始めるに至った頃、遂にその時がやって参りました。どこからともなく突撃の号令が掛かり、一糸だけ纏った身体になって滝に忍び寄った時の最期のプッシュアップが何と愛しかったことか。冷気と空気の薄さは想像していた通りでした。従前の偵察で左回りのルートより、直接滝の落ち込みに入る右ルートを選らばなければおよそ成功はないとアベンジャーズのドクターストレンジばりに予見していた弊所代表は迷うことなく右ルートを選択。入所試験を兼ねている73期東京修習ヒデ・ハヤシが「一足しかなかったので…。」という理由により滝直前で靴を脱ぎ出して転ぶというタイムストーンでも予見出来なかったようなアクシデントに見舞われながらも、全員で滝の下の大合唱を行うことが出来ました。ヒデ・ハヤシも無事内定を戴冠、以下は喜びの声でございます。

「滝に打たれしばらく、神秘的な感覚が私を包みました。呼吸がとっても深かったんです。息を吸ったり吐いたりすることがどうしてこんなにも心地よいものなのか…。私はレンジャーで過去を完了し、必ず源の自分に会いに行きます。」

本年もどうぞ宜しくお願い致します。